隔て
へだて
名詞頻度ランク #16502 · 青空 735 例
標準
partition
文例 · 用例
壁一重隔てた校長室で、校長は矢鱈にその方に気を取られてゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
二 耕二には、父の少しでも能く目の当る所をといふので、父の居間と襖一重隔てた三畳の間が与へられてあつた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
北の屋蔭の苔むしたる井筒に、新調の洋服涼しげなる若人二人、巴里形の麥藁帽子見よげにかぶりて、細き櫻のステツキを手すさびに振り上げ、花もまだきなる紫陽花の葉を叩きつ、あやめを隔ててこなた、うちまもり給へるなりけり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
右手のほうでひいているメロディだけを聞くとそれは前から耳慣れた「春の歌」であるが、どうかして左手ばかりの練習をしているのを幾間か隔てた床の中で聞いていると、不思議に前の書中の幻影が頭の中によみがえって来て船戦の光景や、セント・オラーフの奇蹟が幾度となく現われては消え、消えては現われた。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
王宮と河一つ隔てた広場に面した四角な煉瓦造りの建物で、これは有名なシンケルの建てた特色のある様式の建築として聞こえたものだそうである。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
枕上のしきを隔てて座を与えられた。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
四方の切れた谷を隔てて、近くに古生層の源氏山を見る、去年は、どうしてこの山が、気が注かなかったろうと思う。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
当面の小山を隔てて、向は、西俣の谷になる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
作例 · 標準
隣の家との間にある薄い板の隔ては、強い風が吹くと今にも倒れそうだ。
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彼は誰に対しても隔てなく接するので、部署内の皆から慕われている。
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人種や国籍の隔てを取り払い、世界中の人々が交流できる場を作りたい。
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