隔壁
かくへき
名詞名詞-の形容詞
標準
barrier wall
文例 · 用例
皮相的には全く無関係な知識の間の隔壁が破れて二つのものが一つに包括される。
— 寺田寅彦 『言語と道具』 青空文庫
隔壁が除かれてももはや最初の混乱状態には帰らない。
— 寺田寅彦 『言語と道具』 青空文庫
この室と煉瓦壁を隔てた一室が寝室であって、この隔壁に穴をあけて音響学実験の際に便利なようにした。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
底に当たる節の隔壁に錐で小さな穴を明けておいて開いた口を吸うと羊羹の棒がなめらかに抜け出して来る、それを短く歯でかみ切って食う、残りの円筒形の羊羹はちょっと吹くとまた竹筒の底に落ち着くのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
然りと雖も相互に於ける身分の貴賤、貧富の隔壁を超越仕り真に朋友としての交誼を親密ならしめ、しかも起居の礼を失わず談話の節を紊さず、質素を旨とし驕奢を排し、飲食もまた度に適して主客共に清雅の和楽を尽すものは、じつに茶道に如くはなかるべしと被存候。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
彼と世間を隔てている透明な隔壁が次第に厚くなるのを感じていた。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
この隔壁は自分で作ったものでもなければだれかが持って来たものでもなかった。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
故に隔壁にても人の対話を聞けば、その上士たり、下士たり、商たり、農たるの区別は明に知るべし。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
作例 · 標準
浸水被害を最小限に食い止めるため、この船には複数の水密隔壁が備わっています。
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宇宙ステーションの隔壁に微小な穴が見つかり、急いで補修作業に入った。
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おっと、エンジンルームとの間の隔壁がかなり熱くなってるぞ。火災の恐れがあるな。
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隣の部屋との隔壁が薄いのか、夜中になると話し声が筒抜けだ。
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