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幽窓

ゆうそう
名詞
1
標準
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文例 · 用例
憶去年今夜  憶ふ去年の今夜、幽窗抱膝身  幽窓膝を抱きし身。
河上肇 閉戸閑詠 青空文庫
また、著述書の如きも、近来、世に大部の著書少なくして、ただその種類を増し、したがって発兌すれば、したがって近浅の書多しとは、人のあまねく知るところなるが、その原因とて他にあらず、学者にして幽窓に沈思するのいとまを得ざるがためなり。
福沢諭吉 学問の独立 青空文庫
また我が党の士、幽窓の下におりて、秋夜月光に講究すること、旧日に異なることなきを得て、修心開知の道を楽しみ、私に済世の一斑を達するは、あにまた天与の自由を得るものといわざるべけんや。
福沢諭吉 中元祝酒の記 青空文庫
ことに、竹田などには、補拙蘆、六止草堂、花竹幽窓、對翠書樓、雪月書屋、咬菜※、まだ幾つかの堂號があつて、その一つ一つに、彼の心境が托されてゐるか、生活を現はしてゐるかしてゐる。
吉川英治 折々の記 青空文庫
おお、されば小太郎山のとりでから、この躑躅ヶ崎の高楼にとらわれてきている咲耶子が、悶々として眠られぬ幽窓に、あの影をふと見つけて、狛笛の歌口に、クロよ、クロよ、と呼ぶ音であったろうか。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
それはただの流人にもまさる暗い幽窓の拘束であったろう。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
作例 · 標準
廃墟となった屋敷の幽窓からは、月の光がわずかに差し込んでいた。
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彼女は幽窓の向こうに、過ぎ去った日々の幻影を見た気がした。
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その古い寺には、誰も近づかない幽窓のある部屋があったという。
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