山ほど
やまほど
副詞名詞
標準
lots of
文例 · 用例
千萬の弱く美しき青年のため私のため、先生のため、山ほどの仕事があつた。
— 太宰治 『先生三人』 青空文庫
しかし、劍山ほどの高い山に於いては、このやうな天候の異變も、しばしばあると思はなければなるまい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
それでも石の河原のような小隆起を、二タ山ほど盲越えに越えた、高頭君はウラジロキンバイが多いと、指して驚いている、この高山植物は、白馬岳や八ヶ岳に産したものだが、今濫採されて、稀少になったものだそうで、今のところ、ここが最も豊饒な産地であろうと語られた。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
比叡、愛宕、葛城、鈴鹿、大江山――当時はその名さえ無かったのだが、便利のため後世の名で呼んで置く――山ほどの山で翁のこどもの棲付かぬ山もなかった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
だが、この蛇をのけると、五月の山ほど若々しい、快よい、香り高いところはない。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
しかし、今一方に数理と器械を持たない赤手のルクレチウスを立たせ、これと並べて他方に数学書と器械を山ほど積み上げた戸棚を並立させてよくよくながめて見るのもおもしろい。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
いいたいことは山ほどあるのだが、書生さん相手では、婆やのいうことなどは上の空に聞き流されるのだから腹が立つばかりだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
けれども、また亡くなった鷲の大臣が持っていた時は、大噴火があって大臣が鳥の避難のために、あちこちさしずをして歩いている間に、この玉が山ほどある石に打たれたり、まっかな熔岩に流されたりしても、いっこうきずも曇りもつかないでかえって前よりも美しくなったという話ですよ」 兎のおとうさんが申しました。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
作例 · 標準
畑には、収穫を待つトマトが山ほど実っていた。
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彼は、このプロジェクトのために山ほどの仕事を引き受けた。
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「どうしよう、宿題が山ほどあるよ!」と友人が悲鳴を上げた。
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