入会地
いりあいち
名詞
標準
commons
文例 · 用例
聞くところによれば、この駅の所在は金沢町・飯詰村・金沢西根村の三町村入会地で、どの町村名を取って駅に名付けるということも出来ず、磨った揉んだの揚句に、後三年の役の戦跡たる金沢柵址に通ずる最近の駅だというので、その役の名を駅に取ったのだという。
— 喜田貞吉 『春雪の出羽路の三日』 青空文庫
ここは入会地ではなくて、所有者がハッキリしていて山番も居り、ひそかにこのヒノキをきりだして徳川時代に死刑になった例があるから、大工や普請好きの面々にスイゼンの良材の宝庫であるが、誰も踏み入ることのない秘境であった。
— その十二 愚妖 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
中年 此処だって……此処は村の草刈場でね、共有の入会地だ。
— 三好十郎 『おりき』 青空文庫
入会地で相談する三人の姿がしばしば見受けられ、頻繁に訪問し合っていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
こういう混淆が個々の方言領の境目に発生することは、単語の運命ともいうべきものであるが、自分の知る限においてはそういう入会地は数多くあって、いまだそれを重ね写しして一般的|区劃ともいうべきものを、定めることが出来ぬのみである。
— 野草雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
作例 · 標準
子供の頃、よく入会地で秘密基地を作って遊んだものだ。
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入会地は、地域住民の共有財産として保護されている。
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入会地には、豊かな自然が手つかずに残されている。
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ウィキペディア
入会地(いりあいち)とは、村や部落などの村落共同体(入会集団)が総有する又は共同利用が認められた土地で、薪炭・用材・肥料用の落葉を採取した山林である入会山と、まぐさや屋根を葺くカヤなどを採取した原野・川原である草刈場の2種類に大別される。
出典: 入会地 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0