若妻
わかづま
名詞
標準
young wife
文例 · 用例
せん子は小ぢんまりした若妻のやうな後姿を見せて帰つて行つた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
虐げられた定基の若妻に同情し、又無論のこと力寿の方の肩を持ちそうもない定基の母にも添うて、右衛門は或日定基にむかって、美しいのみの力寿に溺るることの宜からぬことを説き、妻をやさしくあつかうべきことを、説きすすめたのである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
」と、夫人は、グッと前川の胸元に、近寄って来ると、若妻のように、前川の唇のまわりの匂いを鼻でクンクンかいだ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
秋川の妹であったころに比べると、彼女はいかにも若妻らしい淑やかさを見せていた。
— 佐左木俊郎 『街頭の偽映鏡』 青空文庫
櫛田さんが娘さんをそのような若妻としての位置において眺めて、衷心からともによろこび、安心することができたのは、母としての櫛田さんが何時の間にか広い社会的な活動の中に自分をおくようになっていたからではなかっただろうか。
— ――婦人民主クラブの生い立ちと櫛田ふきさん―― 『その人の四年間』 青空文庫
甘南備の里の某家の若妻であった。
— 上村松園 『楠公夫人』 青空文庫
父親や良人の車を、盲縞の仕事着に手拭で髪を包み、汗も拭はず好い血色した娘や若妻等が、勇ましげに車の後押をして来る。
— 木下尚江 『臨終の田中正造』 青空文庫
これは近代の若妻で写し出される場面も全然異なっているが、若い女性の美と、黒髪というもののかもし出す匂いが、クラシック好きの私に一寸王朝の面影を感じさせる。
— 杉田久女 『女流俳句を味読す』 青空文庫
作例 · 標準
彼は美しい若妻を娶り、幸せな新婚生活を送っている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
隣に引っ越してきたのは、まだあどけなさの残る若妻だった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その小説は、ある日突然失踪した若妻を夫が探し求めるミステリーだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro