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罹災

りさい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
suffering (from a calamity)
文例 · 用例
など叫喚して手がつけられず、私なども、雑誌の小説が全文削除になったり、長篇の出版が不許可になったり、情報局の注意人物なのだそうで、本屋からの注文がぱったり無くなり、そのうちに二度も罹災して、いやもう、ひどいめにばかり遭いましたが、しかし、私はその馬鹿親に孝行を尽そうと思いました。
太宰治 返事 青空文庫
」 しかしまた、罹災者の側に云わせれば、また次のような申し分がある。
寺田寅彦 津浪と人間 青空文庫
するとまた、罹災民は「二十年も前のことなどこのせち辛い世の中でとても覚えてはいられない」という。
寺田寅彦 津浪と人間 青空文庫
まさにこの稿を書きおわらんとしているきょう四月五日の夕刊を見るとこの日午前十時十六分|函館西部から発火して七十一戸二十九|棟を焼き、その際消防手一名焼死数名負傷、罹災者四百名中先日の大火で焼け出され避難中の再罹災者七十名であると報ぜられている。
寺田寅彦 函館の大火について 青空文庫
それで全国民は函館罹災民の焦眉の急を救うために応分の力を添えることを忘れないと同時に各自自身が同じ災禍にかからぬように覚悟をきめることがいっそう大切であろう。
寺田寅彦 函館の大火について 青空文庫
やがて、日本は無条件降伏という事になり、私も故郷にかえり、Aの郵便局に勤めましたが、こないだ青森へ行ったついでに、青森の本屋をのぞき、あなたの作品を捜して、そうしてあなたも罹災して生れた土地の金木町に来ているという事を、あなたの作品に依って知り、再び胸のつぶれる思いが致しました。
太宰治 トカトントン 青空文庫
愚図々々と都会生活の安逸にひたっていたのが失敗の基である、その点やはりあなたがたにも罪はある、それにまた、罹災した人たちはよく、焼け出されの丸はだかだの、着のみ着のままだのと言うけれども、あれはまことに聞きぐるしい。
太宰治 やんぬる哉 青空文庫
政府はただちに罹災者に対してお見舞いを差上げている筈だし、公債や保険やらをも簡単にお金にかえてあげているようだ。
太宰治 やんぬる哉 青空文庫
作例 · 標準
地震により、多くの家屋が罹災し、住民たちは避難生活を余儀なくされた。
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彼は、水害で罹災した地域へのボランティア活動に参加した。
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「ああ、大変だっただろうね。罹災のニュースを見て、心が痛んだよ。」隣人が言った。
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