生石灰
せいせっかい
名詞
標準
quick lime
文例 · 用例
その中に交った黒ん坊の給仕も、生石灰で火傷をした手の甲の繃帯を巻き直しながら、不平そうに涙ぐんでいた。
— 夢野久作 『幽霊と推進機』 青空文庫
四|間ぐらいの土低い普通の百姓家で、あまり流行っていない獣医さんの家らしかったが、ホルマリンと生石灰の臭気の非道いのには弱らされたよ。
— 夢野久作 『無系統虎列剌』 青空文庫
従って患者たちが12時間のあいだ具合がわるいときに3例のうちの2例で、病毒による小胞の上に等量の生石灰と石鹸からなる穏和な腐食剤を6時間その場所に置いた〔1〕。
— AN INQUIRY INTO THE CAUSES AND EFFECTS OF THE VARIOLAE VACCINAE, A DISEASE DISCOVERED IN SOME OF THE WESTERN COUNTIES OF ENGLAND, PARTICULARLY GLOUCESTERSHIRE, AND KNOWN BY THE NAME OF THE COW POX. 『イングランドの西部の諸州とくにグルスターシャーで見つかった病気で、牛痘の名で知られているウシ天然痘の原因および効果についての研究』 青空文庫
―――等量の細かい粉にした硫黄と消和した生石灰を混ぜ、20分のあいだ赤熱にさらす。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
しかし、モラセズ・スピリットはワインかすの上に蒸留される前に新しく燃やした木炭および生石灰の上に精留することにより特有な不愉快な臭いの一部を除く。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
もしもここで注ぎ出したアルコールを非常に弱い火で注意深く少量の乾いた生石灰か塩化カルシウムの上に再蒸留すると、華氏60度(摂氏15度)で比重が0.825の極めて純粋なものが得られる(*100%アルコールなら比重は0.795)。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
講演は物質に関するもので、論文は生石灰の分析に就いてである。
— 電気学の泰斗 『ファラデーの伝』 青空文庫
すなわち一八一六年の生石灰の研究を振り出しに、同六〇年より六二年の頃に研究して結果の未定に終った磁気と重力との関係、並びに磁気と光との関係に終る。
— 電気学の泰斗 『ファラデーの伝』 青空文庫
作例 · 標準
生石灰は水と反応すると激しく発熱するため、取り扱いには細心の注意が必要だ。
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畑の土壌の酸性度を調整するために、適量の生石灰をまいてよく耕した。
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昔の紐を引くと温まる弁当箱には、熱源として生石灰と水が使われていた。
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