悲恋
ひれん
名詞頻度ランク #39906 · 青空 51 例
標準
blighted love
文例 · 用例
=(F・I)川端 柳の木の下に悲恋に泣く男女の姿。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
アーヴィングという人の「悲恋」(Broken Heart)という条りだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
なかんずく、イタリアの美しい自然を背景として美少年アントーニオと歌姫アヌンチアータとの悲恋を描いた『即興詩人』のごときは忘れがたい作品の一つであるといえよう。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
その詩はすこぶるセンチメンタルなものであって、死を憧憬し、悲恋を慟哭する表現がいかに少女の情緒にも、誇張に感じられた。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
おとうさんは御自分の悲しい恋に引くらべ、到底悲恋であるべきお兄様のお心を思ひくらべ乍ら何にも御存じなくそれを仰るお嬢様の御顔をぢつと見詰めて涙を流されたと云ふことですよ。
— 岡本かの子 『秋の夜がたり』 青空文庫
――結局おとうさんはS家からお退きになつた……お嬢様といふ悲恋の対象から御自分を退かせる為と御子息の悲恋の対象である自分をお邸から消す為にね……。
— 岡本かの子 『秋の夜がたり』 青空文庫
牢獄の外に三千|乃至三万の世界ありとも、我には差等なし、我は我牢獄以外を我が故郷と呼ぶが故に、我が想思の趣くところは広濶なる一大世界あるのみ、而して此大世界にわれは吾が悲恋を湊中すべき者を有せり。
— 北村透谷 『我牢獄』 青空文庫
現に於ける我が悲恋は、雪風|凛々たる冬の野に葉落ち枝折れたる枯木のひとり立つよりも、激しかるべし。
— 北村透谷 『我牢獄』 青空文庫
作例 · 標準
身分の違いから決して結ばれることのない二人の悲恋は、多くの観客の涙を誘った。
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若き日の悲恋が原因で、彼は一生を独身で過ごすことを決意したという。
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その古い歌には、戦地へ赴いた恋人を待ち続けて亡くなった女性の悲恋が綴られている。
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