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朗詠

ろうえい
名詞動詞-サ変
1
標準
recitation (of Japanese or Chinese poem)
文例 · 用例
「春鶯囀」という大曲の一部だという「入破」、次が「胡飲酒」、三番目が朗詠の一つだという「新豊」、第四が漢の高祖の作だという「武徳楽」であった。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
朗詠の歌の詞は「新豊の酒の色は鸚鵡盃の中に清冷たり、長楽の歌の声は鳳凰管の裏に幽咽す」というのだそうであるが、聞いていてもなかなかそうは聞きとれないほどにゆっくり音を引延ばして揺曳させて唱う。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
若し自分が威尼西亜のカナアルの縁をでも歩いてゐるのなら、そこに恁んな節を聞かうとも、乃至はアリオストオ、タツソオ等が古き朗詠を聞かうとも、此時のやうな不可思議な感じは抱かなかつたらう。
木下杢太郎 市街を散歩する人の心持 青空文庫
すると今迄机に凭つて耳も借さずに手紙か何かを書いてゐたカレツヂ・ネキタイのFが得意の歌留多声を忍ばせて、聴く者の涙を誘ふかのやうに悠長な、センセイシヨナルな気取つた喉で和歌の朗詠だ。
牧野信一 くもり日つゞき 青空文庫
BにすゝめられてもFは朗詠しなかつた。
牧野信一 くもり日つゞき 青空文庫
朗詠や催馬楽の濁った声もきこえた。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
酒量の強いのを誇っている彼も、昼からの酒が胸いっぱいになって、さすがに頭が重くなってきたので、彼は憚りもなく自分のそばにいる若い女房の膝を枕にして、小声で朗詠を謡っていた。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
それは朗詠や今様などとは違って、もっと急調な激しい調子である。
菊池寛 俊寛 青空文庫
作例 · 標準
新春の宮中行事である歌会始で、選ばれた和歌が独特の節回しで朗詠されるのをテレビで見た。
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漢文の授業で、杜甫の「春望」をクラス全員で声高らかに朗詠した。
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彼は剣舞の舞台で、刀を振るいながら勇壮な漢詩を見事に朗詠し、観客から大きな拍手を浴びた。
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ウィキペディア

朗詠(ろうえい)は、日本の歌曲の一形式。和漢の名句を吟唱するもので、今日の詩吟とほぼ同じ性格を有する。中国にも「吟誦」という類似な形式がある。

出典: 朗詠 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0