ギア
ギア異読 ギヤ・ギアー・ギヤー
名詞頻度ランク #10517 · 青空 42 例
標準
gear
文例 · 用例
ギアー(舵器)を廻してから三十分もして方向が利いて来ると云うのだから、瀬戸中で打つからなかったのは、奇蹟だと云ってもよかった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
座席に腰かけた人の右手にハンドルがあってそれをぐるぐる回すとチェーンギアーで車台の下のほうの仕掛けがどうにかなるようにできているらしい。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
四五人で食事をしたあと、客室でのんきにおもしろく話をしていると、突然頭の上でギアーギアーギアーギアーと四つ続けて妙な声がした。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
てにはは器械のギアーでありベアリングである。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
ソレカラ 花タチハ ジブンタチノ スガタヲ ナガメアヒ、ジブンタチカラ ナガレデル ニホヒヲバ カギアツテ、ジブンタチガ ミナ オナジヤウニ キイロイ キモノヲ キテ ヲリ、ホカノ 木ヤ クサニ マケナイホド ウツクシイノヲ シツテ イツソウ ヨロコビアヒマシタ。
— 新美南吉 『ウマヤノ ソバノ ナタネ』 青空文庫
蹴ったくそわるいさかい、オギアオギアせえだい泣いてるとこイ、ええ、へっつい直しというて、天びん担いで、へっつい直しが廻ってきよって、事情きくと、そら気の毒やいうて、世話してくれたンが、大和の西大寺のそのへっつい直しの親戚の家やった。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
一七六九年版、バンクロフトの『ギヤナ博物論』二〇八頁にいう火蛇は、ギアナで最も有毒な蛇だが、好んで火に近づき火傍に眠る印度人を噛むと。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
誠に口は禍の本嗜んで見ても情なや、もの言わねば腹|膨るるなど理窟を付けて喋りたきは四海同風と見えて、古ギリシアにもフリギア王ミダスの譚を伝えた。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫