諸事万端
しょじばんたん
名詞
標準
everything
文例 · 用例
……此の殿、聊かものの道理を弁へてゐながら、心得違ひな事は、諸事万端、おありがたや関東の御威光がりでな。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
これらの容易ならぬ大名に、それぞれ各家の侍臣が付き添い、警固の者お徒侍の一統がお供するので、人数も人数なんだが、諸事万端の入費をくるめた当日のお物入りなるものがまたおろそかな高ではないので。
— 千柿の鍔 『右門捕物帖』 青空文庫
あなた方は博士と云うと諸事万端人間いっさい天地宇宙の事を皆知っているように思うかも知れないが全くその反対で、実は不具の不具の最も不具な発達を遂げたものが博士になるのです。
— 夏目漱石 『道楽と職業』 青空文庫
諸事万端、物憂く、政事もつい投げやり勝ちな日が続いていた。
— 第三巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
エセックスの不在が、宮殿内の諸事万端に影響しており、ド・メッスも、雰囲気から、一種の緊張状態を嗅ぎ出しえないほど、鈍感ではなかった。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
学校の事が忙わしかったので、諸事万端の整理がつかず、その日その日暮しになって居たので、老師の書信もその儘となって居た。
— 鈴木大拙 『楞伽窟老大師の一年忌に当りて』 青空文庫