無自覚
むじかく
形容動詞名詞頻度ランク #28427 · 青空 184 例
標準
unaware
文例 · 用例
たとえ音楽会の帰りに電車の中でけんかをし、宅へ帰って家族をしかったりする事があるとしても、その日の音楽から受けた無自覚な影響が、後に思いもかけない機会に、ある積極的な効果として現われる場合がかなり多いのではあるまいか。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
そしてこのわれわれの衣食住の必要品やぜいたく品を所狭くわずらわしく置きならべた五層楼の屋上にこの小楽園を設くる事を忘れなかった経営者に対してたとえ無自覚にしろ一片の感謝を表しない人はないであろうと思う。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
只無智無自覚である此女にも、孤独の寂しさに堪へることの出来ない本能的慾望が、盲目ながらも根強く働いて居た。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
すくなくとも今日の定律詩人は、単なる因襲の慣例によって、無自覚にクラシックな韻文を書いているのではない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
その証拠には人間が無自覚であればあるだけこんな鼻の表現に陥り易い。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
こんな風に観察して参りますと、この三つのお面が活躍する「お神楽」というものは、鼻の表現によって象徴された無自覚な性格の分解踊りとも見られるようであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
……実は永遠に無自覚な人類生活の悲哀を「鼻の表現」と「馬鹿囃子」に依って象徴した最も哲学的な舞踊劇である、人生もしくは宇宙その物の諷刺である……という事を、舞っているものも見ている人も、知らずにいるのではあるまいかと考えられて来るのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
その中には世間の習慣に楯つこうとする女性の生意気さに対する憤り、今までに与えた恩誼に対する相手の無自覚さに対する不満なぞいう良心の錯覚もまじっているのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
作例 · 標準
彼は無自覚に人を傷つける発言をする癖があり、トラブルが絶えない。
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自分がどれほど恵まれた環境にいるか、彼女は全くの無自覚だった。
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無自覚な差別意識が、組織の中に根深く残っていることがある。
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