野草
やそう異読 のぐさ
名詞頻度ランク #28179 · 青空 147 例
標準
wild grasses
文例 · 用例
人垣は急に崩れて、大風に偃す野草の如く、芳の通路を拓けども、何分多人數であるから、幾重にも犇犇と垣あり。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
汽車に乗ればやがて斧鉞のあとなき原始林も見られ、また野草の花の微風にそよぐ牧場も見られる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
雜木の小丘を截つて附けた坂としてはわたりが長く隨つて茅萱野草に掩はれた一方の崖下は深くて長かつた。
— 岡本かの子 『狂童女の戀』 青空文庫
場所によると、町が野になつた處もあるのに、覺えて一面に蘆が茂つた池の縁は、右手にその蘆の丈ばかりの小家が十ウばかり數を並べて、蘆で組んだ簾も疎に、揃つて野草も生えぬ露出の背戸である。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
其川幅最も廣く、町に最も近く、野の稍狹き處を郷屋敷田畝と稱へて、雲雀の巣獵、野草摘に妙なり。
— 泉鏡太郎 『蛇くひ』 青空文庫
昨年以來はこの乏しい知識に、時節柄、實用性を與へようと思ひ、食べられる野草の實驗に指を染めて見た。
— 木下杢太郎 『すかんぽ』 青空文庫
そしてまた私達のセンチメンタリストは、廃墟に自然が培う可憐な野草に、涙含ましい思いを寄せることがある。
— 佐左木俊郎 『季節の植物帳』 青空文庫
最も鋭敏に温度を感ずる野草です。
— 佐左木俊郎 『季節の植物帳』 青空文庫
作例 · 標準
川べりには、色とりどりの野草が咲いていた。
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彼は野草を摘んで、押し花にした。
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「この野草、食べられるかな?」と子供が無邪気に尋ねた。
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