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野花

のばな異読 やか
名詞
1
標準
wild flower
文例 · 用例
蕭条とした山野の中を、孤独に寂しく漂泊していた旅人芭蕉が、あわれ深く優美に咲いた野花を見て、「笠に挿すべき枝のなり」と愛しんだ心こそ、リリシズムの最も純粋な表現である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
足音はやや斜め後ろから間近になると突然私の眼の前に、野花をうざうざするほど摘み集めた見覚えのある経木の手籃が放り出された。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
秋の野花のいろは総じて紫か黄、白で、精々華やかなものでは淡紅色がある。
岡本かの子 秋の七草に添へて 青空文庫
灼々たる野花を見ず。
北村透谷 「伽羅枕」及び「新葉末集」 青空文庫
滞留洵に十一週日時に或は野花を探りて僅に無聊を銷するに過ぎず、その間一日淺間の山嶺に雲の峰の上騰するを見て始めて天地の壯大なるを感じたりき。
長塚節 長塚節歌集 中 青空文庫
中国の山は立てり、東北の山は横はれり、紫苑の花萩の花女郎花もしくは秋草野花をもてかざりとなせる宮城野の一望千里雲烟の間に限り無きが如きは、独り東北の地勢にして中国に見るべからざるの広野なり。
佐左木俊郎 文学に現れたる東北地方の地方色 青空文庫
そうした死骸に往き当ると穴を掘り、野花を供えて懇に埋めてやった。
田中貢太郎 仙術修業 青空文庫
春の野花の数々はその美しさを競ひ、星空を地上に引きをろしたやうな極度の美しさが展開されてゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
作例 · 標準
春の野辺には、色とりどりの野花が咲き乱れる。
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子供たちは、野花を摘んで花束を作り、母親に贈った。
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画家は、野花が咲く風景をキャンバスに描いた。
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2
標準
paper flowers (esp. as decoration at a funeral)
作例 · 標準
お盆の時期には、お墓に野花を供える風習がある。
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祭壇には、故人を偲んでたくさんの野花が飾られていた。
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彼女は、お気に入りの野花を髪飾りにしていた。
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