世話好き
せわずき
形容動詞名詞
標準
obliging person
文例 · 用例
それに彼の生来の世話好きが手伝って彼はとうとう唄うたいの仲間の世話役になってしまった。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
小さい時から苦学をしてやっと電気学校を卒業はしたが、目的のある柚木は、体を縛られる勤人になるのは避けて、ほとんど日傭取り同様の臨時雇いになり、市中の電気器具店廻りをしていたが、ふと蒔田が同郷の中学の先輩で、その上世話好きの男なのに絆され、しばらくその店務を手伝うことになって住み込んだ。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
彼はロマンティックなところの多分にある、分別の足りない、世話好きなんだ。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
あの男を包んでいる疑わしい事情は、有罪だとするこの論者の提言よりも、ロマンティックな世話好きだとする僕の仮定のほうに、ずっとよく符合していることがわかるだろう。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
世話好きで話のうまいところから、よく人の仲裁などをやる。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
葉子の見送りに来たはずの五十川女史は先刻から田川夫人のそばに付ききって、世話好きな、人のよい叔母さんというような態度で、見送り人の半分がたを自身で引き受けて挨拶していた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
このあいだから演芸会のことでだいぶん奔走しているようだが、世話好きなんだか、駆け回ることが好きなんだか、いっこう要領を得ない男だ」「親切なんですよ」「目的だけは親切なところも少しあるんだが、なにしろ、頭のできがはなはだ不親切なものだから、ろくなことはしでかさない。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
てまえ年ごろ世話好きにそうらえば、昨冬とつぜん尋ねまいり、どこぞへ嫁入り口世話いたしくれと申しそうらえば、増弥五こと、家内を失い、不自由いたしおると聞き及びそうろうをさいわい、のち添えにかたづかせそうろうものにござそうろう。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
私の叔母は大変な世話好きで、誰かの困りごとを聞くと放っておけない。
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世話好きな彼女は、新しく入ったメンバーに積極的に声をかけて回っていた。
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お節介と世話好きは紙一重だが、彼女の行動にはいつも真心が感じられる。
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