万機
ばんき
名詞
標準
state affairs
文例 · 用例
太子さまは、万機を摂政せらるるお忙しき中に、経を講ぜられ、また、その註釈を作られましたが、その経は、法華経、勝鬘経、維摩経の三つでありまして、大乗経典中の最も大乗的のものであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
白河天皇も、又英明の御資質で、藤原氏の権勢など顧慮せらるゝことなく、万機を決し給うてゐたが、応徳三年、御位を堀河天皇に譲り給うた後、院庁を開いて、おん自から、万機を総攬し給ひ、次の鳥羽天皇、崇徳天皇まで御三代の間は、白河上皇の院政が続いたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
万機公論に決すべし、という五ヵ条の誓文は、自由党という政党を弾圧し、言論取しまりの警察法をつくって、そのあとからあらわれた。
— 宮本百合子 『平和への荷役』 青空文庫
二人が会合すれば、いつも尊王攘夷の事を談じて慷慨し、所謂万機一新の朝廷の措置に、動もすれば因循の形迹が見れ、外国人が分外の尊敬を受けるのを慊ぬことに思つた。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
上一人ヲ輔弼シ万機ヲ関白シ、大政ヲ総裁ス。
— 慶応三年十月十六日 『新官制擬定書』 青空文庫
万機ヲ献替シ、大政ヲ議定敷奏シ、兼テ諸官ノ長ヲ分掌ス。
— 慶応三年十月十六日 『新官制擬定書』 青空文庫
世はよし、時は桜の春三月なり、聖天子|万機の朝政を臠すによしとて、都とさだめたもうて三十年、国威は日に日に伸びる悦賀をもうし、万民鼓腹して、聖代を寿ぐ喜悦を、公にも、しろしめせとばかり、あるほどの智恵嚢を絞り趣向して、提灯と、飾物と、旗と幔幕と、人は花の巷を練り歩くのであった。
— 長谷川時雨 『一世お鯉』 青空文庫
一、上下議政局を設け、議員を置きて万機を参賛せしめ、万機宜しく公議に決すべき事。
— 坂本竜馬 『船中八策』 青空文庫
作例 · 標準
古代の国王は、万機を総覧し、国の運営に当たっていた。
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彼は万機に精通しており、国の重要な政策決定において中心的な役割を担った。
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若い政治家は、万機を学ぶために日々懸命に努力している。
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