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兵術

へいじゅつ
名詞
1
標準
the art of war
文例 · 用例
晝は終日兵術を修し、夜は燈下に先哲を師として、治亂興廢の理を講ずるなど、頗る古の賢主の風あり。
泉鏡太郎 十萬石 青空文庫
この主水之介の命など狙う身の程知らずだけあって、愚かな奴めが、わしの兵術にかかったのさ。
続旗本退屈男 旗本退屈男 第二話 青空文庫
門柱に掲げられた表札の文字は年月の雨風に洗はれて既にもう道往く人の眼には認められなかつたが、近視眼者のやうに好く/\顔を近づけて験べると文字だけが円味を湛えて浮びあがつてゐる墨痕に「藤龍軒天狗流兵術指南所」と読まれるのであつた。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
表札は単に当地の旧跡保存会の名の許に保護されてゐるのみであつたし、また当主の十一世藤龍軒は七十歳の隠居の身で、公の兵術指南は四十年の昔から廃業してゐた。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
主は毎日、テルヨとたつた二人ぎりで朝夕二度宛道場の扉をおし、彼女に天狗流の兵術を伝授するとの由であつた。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
あなたはいつの間にか藤龍軒の兵術を体得したのです。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
そも/\天狗流の奥儀を保つためには、全く兵術の心得などは弁へぬ田夫野人に剣を持たせて最も自由勝手な戦ひを演ぜしめ、それらの太刀先や振舞ひの間から真に新奇な型を発見して之を奥義の巻物のうちに加へるといふのが代々の当主の役目として掟となつてゐる。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
やがては天狗流の兵術も影を潜めて、あはや没落に瀕した時に偶然にも七世の手で脱殻が拾はれると間もなく、土用干の池の底から古判の壺が続々と掘り出された。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼い頃から武芸百般だけでなく、敵を欺き陣形を操る高度な兵術についても師匠から厳しく叩き込まれた。
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城の攻防戦において、大将の卓越した兵術によって数で勝る敵軍を巧みに谷底へとおびき寄せた。
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三国志に登場する諸葛亮孔明は、気象条件までも味方につける神がかった兵術を駆使する天才軍師として描かれている。
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