千番
せんばん
名詞
標準
thousand times
文例 · 用例
おもてでは、絶えず笑顔をつくりながらも、内心は必死の、それこそ千番に一番の兼ね合いとでもいうべき危機一髪の、油汗流してのサーヴィスでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
曲の進化 最初に能の曲目が千番か二千番存在していたとすると、能役者の表現慾は、その中でもいいものを今一度|演って見たいと要求する。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
この恋が成立するかしないかという重大な責任が、千番に一番の兼ね合いで、吾輩の双肩にかかって来た訳だ。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
馬は憤って前に飛び横に跳ね、棹立ちになったり前膝を突いたりして、一生懸命に振り落そうと藻掻いたが、道化男はいつも千番に一番の兼ね合いで踏みこたえる。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
戸若運転手は鹿児島の生れで、昭和六年に同郷の先輩蟹口運転手を頼って上京し、一所に東京虎の門の千番トラックに勤めていた。
— 夢野久作 『衝突心理』 青空文庫
戸若は千番トラックのギャレジの二階に寝泊りしていたが、蟹口は、淀橋で煙草店を出している妻女ツル子(二十五)の処から通勤していた。
— 夢野久作 『衝突心理』 青空文庫
何でも千番トラックの主人の命令で、神戸へ行って、中古のトラックを二台仕入れて来る……という話であったが、出かける時に、「戸若君。
— 夢野久作 『衝突心理』 青空文庫
すると、その噂を聞いたものか、どうだかわからないが、蟹口は突然に、戸若にもダンマリで千番トラックを引いて、ツル子と共に淀橋の煙草店まで引払い、子安の妹田農場の専属運転手となった。
— 夢野久作 『衝突心理』 青空文庫
作例 · 標準
この計画の成功は、千番の努力をもってしても保証できない。
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彼は千番の忠告にも耳を貸さず、自分のやり方を貫いた。
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この歌は、千番聞いても飽きないほど魅力的だ。
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