他流
たりゅう
名詞
標準
another style
文例 · 用例
ところが実さんの能を見ると、六平太先生や粟谷、後藤の諸先生はもとより、他流の諸先生の何人とも全然違ったスゴ味が全体に横溢している。
— 夢野久作 『実さんの精神分析』 青空文庫
彼女はその客情人の若旦那や取巻き芸者と共にわたしをも引具して諸処で友だち芸妓の開いているお座敷へ遊びの他流試合に行く。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
亜流はこの描写法を小説作法の約束だと盲信し、他流もまたこれをノスタルジアとしている。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
詮方無さに町道場に押入りて他流試合を挑み、又は支那人の家に押入りて賭場荒しなぞするうちに、やがて春となりし或る日の午の刻下りのこと諏訪山下、坂道の途中にて一人の瘠せ枯れたる唐人の若者に出会ひしに、しきりに叩頭して近付き来る。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
囃子方、狂言方は勿論の事、他流……主として観世流の人々までも翁の風格に感化されて、真剣の努力を以て能楽にいそしんだ形跡がある。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
そのほか他流の人で翁の門下同様の指導を受けていた人々には観世の不破国雄、山崎友来氏等がある。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
しかし翁は他流の人や囃子方、狂言方には、あまり八釜しい指導をしなかった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
かくの如く福岡の喜多流の今日在るは全く故只圓翁の遺徳を基礎としたもので、翁の遺訓は今以て他流の人士の間にも伝わり、翁の清廉無慾と翁の堂々たる芸風とは今も尚流内の人口に膾炙している。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自らの剣技を磨くため、他流の道場に単身で乗り込んで稽古を願い出た。
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茶道の作法は流派によって異なるため、他流の茶会に招かれたときは少し緊張する。
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自分の流派に固執するのではなく、他流の良いところも取り入れる柔軟さが必要だ。
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