前部
ぜんぶ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #37309 · 青空 125 例
標準
front part
文例 · 用例
箱根を越えない中にソコソコと荷物を片付けて、前部の車へ引移ってしまったので、翁は悠々と足を伸ばした。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
船の前部に、ビスケットの半分ばかりはいったタンクが一つと、塩漬けの肉が三樽、それから極めてわずかのコーヒーの実と、砂糖とがある。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
今更恥かしき事ながら妾はその頃、先生たちに活発の子といわれし如く、起居振舞のお転婆なりしは言うまでもなく、修業中は髪を結う暇だに惜しき心地せられて、一向に書を読む事を好みければ、十六歳までは髪を剪りて前部を左右に分け、衣服まで悉く男生の如くに装い、加も学校へは女生と伴うて通いにき。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
最早人家の多い宮前部落の、駐在所の近くまで来ているので、彼は気が大きくなっているのだった。
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
その遣り方はその這うべき場面に少しでも凸起の、その体の一部を托すべきあるに遇わば、左右の肋骨を交も引き寄せて体を代る代る左右に曲げ、その後部を前める中、その一部(第三図)また自ら或る凸起に托り掛かると同時に、体の前部今まで曲りおったのが真直ぐに伸びて、イからハに進めらる。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
汽関車のうめきが次第に烈しくなつて、前部の車室と後部の車室との乗客が殆んど正面に向き合ふ位ゐ曲り曲つて汽車の進む頃、深く切れ込んだ峡間の底に、車窓の左手に、白々として一つの渓が流れて居るのをみる。
— 若山牧水 『渓をおもふ』 青空文庫
そして、よく気をつけてみると、必らずその急行列車の前部に連結された三等車の、前から三輛目の車から降りて来るのであった。
— 大阪圭吉 『三の字旅行会』 青空文庫
前部車掌は車室を縦走して、後部車掌のところへ飛んでいった。
— 海野十三 『キド効果』 青空文庫
作例 · 標準
車の前部がひどく損傷しているので、修理には時間がかかりそうだ。
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ステージの前部に陣取った観客は、興奮して立ち上がっていた。
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この建物の前部は、歴史的なデザインが保存されている。
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