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軍需

ぐんじゅ
名詞頻度ランク #20719 · 青空 315
1
標準
munitions
文例 · 用例
況んや山東が、その地理的優越に於て、その軍需的価値に於て、その黄河流域無限の富庫を後方地帯に抱容する点に於て、我等は国防上、国民生活上、永久にこれを勢力圏中より逸し去ることは出来ない。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
青森の中学校を出て、それから横浜の或る軍需工場の事務員になって、三年勤め、それから軍隊で四年間暮し、無条件降伏と同時に、生れた土地へ帰って来ましたが、既に家は焼かれ、父と兄と嫂と三人、その焼跡にあわれな小屋を建てて暮していました。
太宰治 トカトントン 青空文庫
私があなたの小説を読みはじめたのは、横浜の軍需工場で事務員をしていた時でした。
太宰治 トカトントン 青空文庫
その男は小郷虎吉といい、もと軍需会社の幹部で、旧円と新円の切りかえの時、銀行と結託して、莫大な新円を手に入れ、毎夜、祇園先斗町、木屋町の魚町や、キャバレーへ出没しているような五十男だったから、千枝子はもとより好きになれず、いや、むしろいけすかない客だと思っていた。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
島田の小説がこの数年来ちっとも発表されなくなったのも、この大戦で、小説家たちも軍需工場か何かに進出して行かざるを得なくなったからだろうくらいに考えていました。
―――三幕 冬の花火 青空文庫
あいつは頭がよくって、何でもはっきり割り切ろうとしていたからなあ」「そうだ、ここのように純粋の軍需品会社でもなく、平和になればまた早速に不況になる惧れのあるような会社は見込みがないって言ってたよ」 山岸は辺りへ聞えよがしに言った。
岡本かの子 越年 青空文庫
現在、あの拓殖会社が煮え切らぬ存在で、今度の社が軍需に専念である点が僕の去就を決した。
岡本かの子 越年 青空文庫
梶井の父は軍需品の売込みか何かに関係して、よほど儲けたという噂であったが、戦争後の事業勃興熱に浮かされて、いろいろの事業に手を出したところが、どれもこれも運が悪く、とうとう自分の地所も人手にわたして、気の毒な姿でどこへか立去ってしまいました。
岡本綺堂 月の夜がたり 青空文庫
作例 · 標準
戦争の長期化に伴い、国内の軍需は空前の高まりを見せた。
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多くの企業が民間向け製品の製造を中止し、軍需に対応するための生産体制に切り替えた。
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兵士たちが最前線で戦い続けるためには、安定した軍需の供給が不可欠だ。
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