麻黄
まおう異読 マオウ
名詞
標準
mahuang
文例 · 用例
「桂枝のもとには草|生ぜず、麻黄の茎には雪積らず、これに準じて、注意しながら山を廻っておると、自然に薬が知れてくる」 照道寿真はそれを発端として玄妙な仙道の秘訣を教えはじめた。
— 田中貢太郎 『神仙河野久』 青空文庫
木麻黄の並木路を透かして、運河ぞひの苫屋からも、のんびりと炊煙があがつてゐた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
木麻黄とパンダナスがアーチのように日蔭をつくっているカナカ道を行くと、劈くような鋭い叫び声が林をつきぬけてきこえてきた。
— 久生十蘭 『三界万霊塔』 青空文庫
床材のむかうには、光に酔つた鳥のはばたき、小さな黒奴女のさざめき……夜になれば、私の夢の伴奏をしようとて、音楽的な木立どもが、憂鬱な木麻黄が、物悲しい歌をうたふ!
— ボードレール 『計画』 青空文庫
僕、――」「僕は」私はぶちまけてしまおうと思った。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
彼女等は誰かここで昼飯|交際の旦那が見つかれば好し、もし見つからなければ仲好三人で今日一日遊んでしまおうという話がまとまった。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
時には自分で腑甲斐無いと思えば思うほど「ええ、何もかもおしまいだ、姫と駆落でもしてしまおう」こんな反動的な情火がむらむらと起るので、自分ながら危なくて仕様がありません。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
いや、その前に、僕は遠くの遠くの空の向うに行ってしまおう。
— 宮沢賢治 『よだかの星』 青空文庫
作例 · 標準
この漢方薬には麻黄が含まれているので、心臓の弱い方は注意が必要です。
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風邪の初期症状に効く葛根湯の主成分の一つとして、麻黄が使われている。
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麻黄は交感神経を刺激する作用があるため、夜遅くに服用すると眠れなくなることがある。
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