孕む
はらむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #41996 · 青空 675 例
標準
to conceive
文例 · 用例
好奇心は満足され、自虐の喜悦、そして「美貌」という素晴らしい子を孕む。
— 織田作之助 『好奇心』 青空文庫
アハハハと笑って、陽気に怯かす……その、その辺を女が通ると、ひとりでに押孕む……」「馬鹿あこけ、あいつ等。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
「お前様の前だがの、女が通ると、ひとりで孕むなぞと、うそにも女の身になったらどうだんべいなす、聞かねえ分で居さっせえまし。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
かくてまた、鈍く曇れる水の面、濁れる胎のもの孕む音ともなしに、静寂の深みに呻く夜の色。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
山男に生捕られて、ついにその児を孕むものあり、昏迷して里に出でずと云う。
— 泉鏡花 『遠野の奇聞』 青空文庫
しッ越もない癖に、情人なんぞ拵えて、何だい、孕むなんて不景気な、そんな体は難産と極ってるから、血だらけになって死なないようにとお慈悲で堕してやったんだ。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
熊野で、他所と懸絶した地点の小家の牝猫が、近所に一疋も牡なきに孕むを、これは交会の結果でなく、箒で撫でれば牡なしに子を儲けるなど信じいる人を見た。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
そのごとく、馬が交会せずに孕み生むを見て、始めは人に見えぬよう竜と交わると信じたが、追々は竜の精を含める水さえ呑めば孕むと想い、甚だしきは女護島の伝説同様、ある馬は風に孕まさるといった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
猫は春になると、新しい命を「孕む」ことが多い。
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彼女は、ついに赤ちゃんを「孕む」ことができて、家族みんなが喜んだ。
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結婚して数年後、ようやく妻が新しい命を「孕んだ」と知らされた。
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標準
to get filled with (e.g. sails filled with wind)
作例 · 標準
帆は風を「孕んで」膨らみ、船はぐんぐん加速していった。
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大きく膨らんだ雲が、まもなく雨を「孕む」だろう。
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嵐の前の空は、重たい雲を「孕んで」いた。
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標準
to contain (a contradiction, danger, etc.)
作例 · 標準
その法案には、将来的に大きな問題点を「孕む」可能性が指摘されている。
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彼の計画は、多くの危険を「孕んで」いるため、慎重に検討すべきだ。
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平和な社会に見えても、その裏には常に争いの火種を「孕んでいる」ことがある。
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標準
to be swollen and ripe (of a plant ear, head, sprout, etc.)
作例 · 標準
稲穂は豊かに実り、米粒を「孕んで」頭を垂れていた。
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スイカのつるには、小さな実が「孕み」始めていた。
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畑の作物が、豊かな実りを「孕む」季節がやってきた。
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