一室
いっしつ
名詞頻度ランク #18993 · 青空 2431 例
標準
one room
文例 · 用例
更にその前は、荻窪の最下等の下宿屋の一室を借りて住んでいたのである。
— 太宰治 『無趣味』 青空文庫
朝の空気が尚冷々とした広い一室の右と左に、ズラリと縦に二列に教師達の粗末な机が並んでゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
暫く一室は、カサコソと賑つてゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
芸術よりも、その日暮しは千倍も豊富である人、多情多恨夢は荒野を駆け廻りながら、実はといへば陋巷の一室に暗然影を抱いて寝ぬる人、――所詮ヂェラルドは陶酔の一形式として存する。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
二階の一室狭けれども今宵はゆるやかに寝るべしと思えば船中の窮屈さ蒸暑さにくらべて中々に心安かり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
更にその前は、荻窪の最下等の下宿屋の一室を借りて住んでゐたのである。
— 太宰治 『無趣味』 青空文庫
そこから廻り縁になって、別の一室にも、槍、薙刀、鉄砲などが「なげし」にかけられて、山東京伝的|草艸紙興味を味わせるのに十分であった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
新築別館の二階の一室に落ちついた頃は小雨が一時止んで空が少し明るくなつた。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
作例 · 標準
ホテルの最上階の一室からは、宝石を散りばめたような夜景が一望できる。
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アパートの一室から漏れてくる微かなピアノの音が、夜の静寂に色を添えていた。
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「あそこの研究棟の一室に、夜な夜な怪しい光が灯るっていう噂、知ってる?」
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