物別れ
ものわかれ
名詞
標準
failure to reach agreement
文例 · 用例
行者を信じる兄も、行者を信じない弟も、しょせんは水かけ論に過ぎないので、夕飯を境にしてその議論も自然物別れになってしまったが、要次郎の胸はまだ納まらなかった。
— 岡本綺堂 『影を踏まれた女』 青空文庫
相談にならねえで、はあ物別れのまま帰ってきたところですが、業腹なものだからここで一本|貰って……」 開墾地の彦助爺が鼻水を押し拭いながら言った。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
敵に、素早く身を躱されたように、勝平は心の憤怒を、少しも晴さない中に、やみ/\と物別れになったのが、口惜しかった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
――物別れを繰りかえしながら、三度、四度と会見を続けた。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
行者を信じる兄も、行者を信じない弟も、所詮は水かけ論に過ぎないので、ゆふ飯を境にしてその議論も自然物別れになつてしまつたが、要次郎の胸はまだ納まらなかつた。
— ――「近代異妖編」 『影を踏まれた女』 青空文庫
そのために、議論が唯の議論で続いてゐて、互にその主張を持して、最終まで理解が来ないで物別れになる。
— 田山録弥 『雨の日に』 青空文庫
敵に、素早く身を躱されたやうに、勝平は心の憤怒を、少しも晴さない中に、やみ/\と物別れになつたのが、口惜しかつた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
あっても終いには水掛論になってしまうので、結局、お互いの脳髄を怪しみ合いつつ物別れになる事が、最初から解り切っている。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
交渉は結局、条件が合わずに物別れに終わってしまった。
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意見の相違から、二人の話し合いは物別れとなった。
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契約に至らず物別れになっても、次の機会があるからと前向きに考えた。
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