方里
ほうり
名詞
標準
square ri
文例 · 用例
しかれども毎平方里における雨量の異同を予言するがごときは望み難かるべし。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
一枚の五万分一図葉は、緯度で十分、経度で十五分の地域に相当するので、その面積は、もちろん緯度によってちがうが、たとえば東京付近でざっと二十七方里、台湾では約三十一方里、カラフトでは約二十一方里ぐらいに当たる。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
樺太二部の一は、我が幾万の同胞を殺し、幾億の軍費を費せしに対して、余りに少き賠償なれど、若し国民が此戦勝により、何等か偉大なる精神上の賜物を得しならば、余輩は数十億の償金を得るよりも、幾万方里の領土を加ふるよりも、寧ろ我国将来の為に之れを慶賀せん。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
その堰堤の高さ百八十尺、長さ一千尺コンクリート、貯水量十億立方尺、堰堤上流三里十二町、面積百七十一町、水量流域百二十三方里、発電機四台、励磁機二台、電力四万二千九百キロワット。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
しかしながら、この事たる、究極よりこれを見るに「黄人の相|食み相闘ふもの」に他ならず、「たとひ我が日本甘んじて白人の牛後となり、二三省の地を割き二三万方里の土地四五千万の人民を得るも、何ぞ黄人の衰滅に補あらん。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
八村の中、岩名は土地高燥、江戸川と座生沼とに挾まれて、茅屋ぽつ/\あるのみにて、幾んど行人なき塵外の別天地、伸ばさば一方里もあるべき處、見る限り、行く限り、すべて桃花に埋めらる。
— 大町桂月 『春の郊外』 青空文庫
數方里の地御料牧場となれるが、その中心の三里塚附近は、この頃櫻の名所となれり。
— 大町桂月 『三里塚の櫻』 青空文庫
そしてこの中央集権は、じつに三山の割拠を演じていた周廻百里の舞台を首里という一小丘を中心とせる一方里の範囲に縮小したようなものであります。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
作例 · 標準
古代の地図では、土地の広さを方里という単位で表していた。
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その広大な領地は、何十方里にも及ぶと言われている。
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「この国の面積は、おおよそ百方里くらいだろうか。」と歴史家が推測した。
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