鳳梨
ほうり
名詞
標準
pineapple
文例 · 用例
それに犬の男根のような若芽の護謨苗や、浅緑の三尺バナナや、青くて柔かな豆の葉や、深い緑のトマトの葉、褐色の鳳梨やが、朱紅色の土の上に、まるで印度更紗のように、いやそれよりも生々しい極彩色の絵模様として綴られてあった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
門司ではバナナや鳳梨の匂を嗅ぎながら税関の前に出るとすぐ煤烟のなかを小蒸汽に乗つて関門海峡を渡つたので都会と云ふ印象よりも殖民地といふ感が強かつた、究竟、都会としての歴史や奥行といふものがなく出口と入口とが同一になつてゐるからであらう。
— 北原白秋 『新橋』 青空文庫
されど鳳梨を求め置きしが気にかかりてならぬ故休み休み写生す。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
…… もちろん、蕃地の南洋でも、鳳梨の実が幾度か熟し無花果の花が幾度か散った。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
どこまでやっていっても中途半端でほうり出されます。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
取散らした包紙の黴臭いのは奥の間の縁へほうり出して一ぺん掃除をする。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
頂上内院火口の西壁、剣ヶ峰の側からなぎ落されて、直線に突き切ること三里、力任せにたち割った絶壁の斜面に、墜石崩石は、ざっくばらんにほうりだされている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
あまり鏡というものを見る機会のない私は、ある朝偶然|縁側の日向に誰かがほうり出してあった手鏡を弄んでいるうちに、私の額の辺に銀色に光る数本の白髪を発見した。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
作例 · 標準
沖縄の市場で、新鮮な鳳梨を丸ごと購入した。
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冷やした鳳梨は、夏の暑い日にぴったりのデザートだ。
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「わー、この鳳梨、すごく甘くて美味しい!」と子供が喜んで食べた。
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