歩卒
ほそつ
名詞
標準
footmen
文例 · 用例
歩卒ふたり左右からさしはさみ助けて、榻につかせた。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
そもそも陵の今回の軍たる、五千にも満たぬ歩卒を率いて深く敵地に入り、匈奴数万の師を奔命に疲れしめ、転戦千里、矢尽き道|窮まるに至るもなお全軍|空弩を張り、白刃を冒して死闘している。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
これに酬いるとて、翌四年、漢は弐師将軍|李広利に騎六万歩七万の大軍を授けて朔方を出でしめ、歩卒一万を率いた強弩都尉路博徳にこれを援けしめた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
勝家、其間に北の庄指して落ちたのであるが、前田利家の府中城下にさしかかった時は、従う者僅かに八騎、歩卒三四十人に過ぎない。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
敵の本拠は仕方がないとしても、然らざる所に放火して財宝を掠め歩いたのは、全く武士以下の歩卒の所業であった。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
向陽院の周囲には幕を引き廻わして、歩卒が警護している。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
私が始めて讀んだ時からいつも忘れずに居つた事は「足輕といふ者長く停止せらるべき事」といふ一ヶ條であります、足輕即ち武士以下にある所の歩卒が亂暴をするといふ事に就て非常に憤慨してゐるのであります。
— 内藤湖南 『應仁の亂に就て』 青空文庫
岩見重太郎で、あのくらい斬っているのだから、弁慶となって、こんなにまで斬らなくともよかろうに……関守の歩卒を斬って斬りまくり、あわや富樫に迫ろうとして、踏段へ足をかけて大見得をきったのですから、道庵が驚き怖れたのも無理はありません。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
城攻めの際、歩卒たちが先陣を切って突撃した。
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将軍は、数千の歩卒を率いて敵陣に向かった。
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中世の戦場では、歩卒の役割が非常に重要だった。
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