吸い込み
すいこみ
名詞頻度ランク #40132 · 青空 10 例
標準
drawing
文例 · 用例
蠅がばいきんをまきちらす、そうしてわれわれは知らずに、年中少しずつそれらのばいきんを吸い込みのみ込んでいるために、自然にそれらに対する抵抗力をわれわれの体中に養成しているのかもしれない。
— 寺田寅彦 『蛆の効用』 青空文庫
翁は息を胸に一ぱい吸い込み思い切り見上げたつもりでそこで眼を止めた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
はえが黴菌をまき散らす、そうしてわれわれは知らずに年じゅう少しずつそれらの黴菌を吸い込み飲み込んでいるために、自然にそれらに対する抵抗力をわれわれのからだじゅうに養成しているのかもしれない。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
栖子の両手の指先きが、つやつやした豆莢の厚い皮をぺちゃんと圧し潰し、小さい鼻から目の醒めるような青い匂いを吸い込みながら、莢の裂け目へ右の指先を突き入れると、彼女の指先になまなましい柔かいものが触た。
— 岡本かの子 『唇草』 青空文庫
ホームズと私は砂が多く広い道を歩きながら、新鮮な朝の空気を吸い込み、小鳥の音楽や春の息吹を楽しむ。
— THE ADVENTURE OF THE SOLITARY CYCLIST 『自転車乗りの影』 青空文庫
第二号|乾船渠の扉門の注水孔は、バルブを開いて、恐しい勢で海水を船渠の中へ吸い込み始める。
— 大阪圭吉 『カンカン虫殺人事件』 青空文庫
馬車の動揺に精神を撹乱し、単純なる空気を呼吸したる肺臓は砂煙りに混じたる汚濁|臭穢の空気を吸い込み、馬車人力車の轟きさながらに地獄の如く、各種商店の飾りあだかも極楽の荘厳の如く恍然として東西を弁ぜず、乱雑して人語を明らめがたし。
— 饗庭篁村 『良夜』 青空文庫
天地がほっと眼覚めの息を吐きつくして、何故ともない躊躇のうちに再び息を吸い込みかねている、全く空虚な合間である。
— 豊島与志雄 『真夜中から黎明まで』 青空文庫
作例 · 標準
掃除機は、強力な吸引力で床のゴミを吸い込み、清掃する。
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このフィルターは、空気中の微粒子を効率よく吸い込み、空気を浄化する。
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彼は、一気に状況を理解する、鋭い吸い込みの良さを持っていた。
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