送電線
そうでんせん
名詞
標準
power line
文例 · 用例
送電線の被覆鉛管の内部にどんなものがはいっているか、そんなことを虫が知っていようとは思われないから、虫の目的はやはり鉛自身にあることは明白である。
— 寺田寅彦 『鉛をかじる虫』 青空文庫
これほどだいじな神経や血管であるから天然の設計に成る動物体内ではこれらの器官が実に巧妙な仕掛けで注意深く保護されているのであるが、一国の神経であり血管である送電線は野天に吹きさらしで風や雪がちょっとばかりつよく触れればすぐに切断するのである。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
火は、亞鉛板が吹つ飛んで、送電線に引掛つてるのが、風ですれて、線の外被を切つたために發したので。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
これに似たものをわれわれ地球上に求めると、送電線とかガス鉄管とかいったものがそれにあたる。
— 海野十三 『地球を狙う者』 青空文庫
「これは、きっと送電線が爆弾にやられて、ラジオが駄目になったのですよ」「ラジオが駄目になったとは困った」 といって天幕の中に入っていったが、気がついて電話をかけてみた。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
峠路がはつきりしなくなつて(そこに古い道標があつたけれど、あまりはつきりしてゐなかつた)、不安でなくもなかつたが、馬糞をあてに送電線をたどつて登つていつたら、幸にして本当の一軒家があつた、そのおかみさんに道が間違つてゐないこと、頂上まで二十数丁であることをはつきり教へられて安心した。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
このキング・フライは、後に十五万ヴォルトの送電線に触れて死ぬまで、さんざんに暴れまわった。
— 海野十三 『蠅』 青空文庫
法師温泉へはいまでも送電線がきていない。
— 佐藤垢石 『岩魚』 青空文庫
作例 · 標準
高圧送電線の近くで遊ぶのは危険だ。
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台風で送電線が断線し、停電が発生した。
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街の景観を損ねるため、送電線の地中化が進められている。
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