葉蘭
はらん異読 ばらん・ハラン・バラン
名詞頻度ランク #22899 · 青空 25 例
標準
cast iron plant (Aspidistra elatior)
文例 · 用例
すぐ眼の下の汀に葉蘭のような形をした草が一面に生えているが、その葉の色が血のように紅くて、蒼白い月光を受けながら、あたかも自分で発光するもののように透明に紅く光っているのであった。
— 寺田寅彦 『夢』 青空文庫
私は甲板の籐椅子に寐ころび、さうして夢見心地のする葉蘭の影に、いつも香氣の高いまにら煙草をくはへて居た。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
彼の声は少し濁みていますが、ところ/″\に葉蘭の葉の縁のように慄えがあって、暖かく寂しくあります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
江戸の山の手に住んでいる侍の一人が、某日の黄昏便所へ往って手を洗っていると手洗鉢の下の葉蘭の間から鬼魅の悪い紫色をした小さな顔がにゅっと出た。
— 田中貢太郎 『通魔』 青空文庫
コンクリートの階段と手摺りとがあり、階段の上がり口には蘇鉄や寒菊や葉蘭などの鉢が四つ五つ置いてあった。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
背後は森で、すぐに、そこに、墓が、卒塔婆が、と見る目と一所に、庵の小窓に、少し乱れた円髷の顔が覗いて、白々と、ああ、藤の花が散り澄ますと思う、窓下の葉蘭に沈んで、水の装上った水盤に映ったのは、撫肩の靡いた浴衣の薄い模様です。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
大きなサボテンや葉蘭の鉢が硝子の中にくつきりと見えてゐた。
— 田山録弥 『時子』 青空文庫
一葉蘭が花と葉と、どちらもたった一つずつの、極めて乏しい天恵の下に、それでも自分を娯しむ生活を営んでいるのを知り、社交嫌いな鷦鷯が、人一倍巣を作ることの上手な世話女房であるのを見たのも、この山のなかであった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
玄関には、「葉蘭」が植えられていて和風の雰囲気を醸し出している。
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「葉蘭」は日陰でも育つため、日本の庭園によく利用される。
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生け花には、葉の美しい「葉蘭」が欠かせない。
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標準
baran
作例 · 標準
お弁当の仕切りに「葉蘭」を使うと、彩りが良くなる。
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「葉蘭」で包んだおにぎりは、どこか懐かしい味がする。
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この巻き寿司には「葉蘭」が添えられていて、見た目も美しい。
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