足の甲
あしのこう
名詞
標準
top of the foot
文例 · 用例
水氣を一ぱいに含んだ青苔を草履で踏む毎に、くすぐつたい感觸が足の甲をつゝむ。
— 岡本かの子 『秋雨の追憶』 青空文庫
草鞋を穿いた足の甲へも落ちた上へまた累り、並んだ傍へまた附着いて爪先も分らなくなった、そうして活きてると思うだけ脈を打って血を吸うような、思いなしか一ツ一ツ伸縮をするようなのを見るから気が遠くなって、その時不思議な考えが起きた。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
やがて、沼の縁へ追迫られる、と足の甲へ這上る三俵法師に、わな/\身悶する白い足が、あの、釣竿を持つた三|人の手のやうに、ちら/\と宙に浮いたが、するりと音して、帶が辷ると、衣ものが脱げて草に落ちた。
— 泉鏡太郎 『人魚の祠』 青空文庫
草鞋を穿いた足の甲へも落た上へ又累り、並んだ傍へ又附着いて爪先も分らなくなつた、然うして活きてると思ふだけ脈を打つて血を吸ふやうな。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
足の甲の草鞋摺が痛む。
— 石川啄木 『散文詩』 青空文庫
そして、鼻端で旅人の埃だらけの足の甲を撫でた。
— 石川啄木 『散文詩』 青空文庫
肩が張って、肋骨が出て、皺だらけの長大な両足の甲に真白い大きな坐胝がカジリ附いていた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
ですから、その女の子のかわいらしい足の甲は、すっかり赤くなって、いかにもいじらしく見えました。
— DE RODE SKO 『赤いくつ』 青空文庫
作例 · 標準
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