魔窟
まくつ
名詞
標準
den of vice
文例 · 用例
彼女の売出しごろには舞台の背景に巴里の場末の魔窟を使い相手役はジゴロ(パリの遊び女の情人)に扮した俳優を使い彼女自身も赤い肩巻に格子縞の Basque という私窩子型通りの服装をして彼女の唄の内容を芝居がかりで補ったものだが、このごろは小唄専門のルウロップ館あたりへ出る場合にはその必要は無い。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
なにか、陰惨な世界を見たくて、隅田川を渡り、或る魔窟へ出掛けて行ったときなど、私は、その魔窟の二三丁てまえの小路で、もはや立ちすくんで了った。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
元来盆踊りは先祖代々各村落に伝わり、汗を流して働く農民随一の娯楽で、その唄とても、「ままになるならこの丸髷を、元の島田にしてみたい」位なもので、東京の真中、新橋や赤坂等の魔窟で、小生意気なハイカラや醜業婦共の歌う下劣極まる唄に比すれば、決して卑猥なるものという事は出来ない。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
土地柄でも分る、犬神の巣の魔窟だと思えば可い。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
彼女の売出しごろには舞台の背景に巴里の場末の魔窟を使ひ相手役はジゴロ(パリの遊び女の情人)に扮した俳優を使ひ彼女自身も赤い肩巻に格子縞の Basque といふ私窩子型通りの服装をして彼女の唄の内容を芝居がゝりで補つたものだが、このごろは小唄専門のルウロップ館あたりへ出る場合にはその必要は無い。
— 岡本かの子 『ダミア』 青空文庫
」「いや、……崖下のあの谷には、魔窟があると言う。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
その魔窟の部屋のカアテンのすきまから、月光がしのびこんで、私の枕もとに真四角の月かげを落していたのだ。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
去んぬる年、一葉女史を、福山町の魔窟に訪ねたと同じ雑誌社の用向きで、中洲の住居を音信れた事がある。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
作例 · 標準
その路地裏のバーは、怪しげな連中が集まる魔窟だと噂されていた。
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彼は、誘惑の多いこの街を「魔窟」と呼んでいた。
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「そんな危ない場所には近づかない方がいい」と、友人は彼を諫めた。
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標準
brothel
作例 · 標準
この地域は、かつて「魔窟」と呼ばれ、多くの歓楽街が存在した。
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当時の資料には、この場所が「魔窟」として描写されている。
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「昔は、あそこが魔窟だったなんて信じられないね」と、地元民は語る。
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標準
cluttered room
作例 · 標準
息子の部屋は、漫画や服で溢れかえり、まるで魔窟のようだった。
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「片付けなさい!」と母親に怒られ、彼はようやく自分の部屋を「魔窟」だと認識した。
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仕事で疲れて帰宅すると、散らかった部屋がさらに憂鬱な気分にさせた。
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