手首
てくび
名詞頻度ランク #11127 · 青空 1230 例
標準
wrist
文例 · 用例
そこで腰に鉄鍋を当てて待構えていて、腰に触る怪物の手首をつかまえてぎゅうぎゅう捻じ上げたが、いくら捻じっても捻じっても際限なく捻じられるのであった。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
それでもたしかに流れてゐたことは、二人の手首の、水にひたったとこが、少し水銀いろに浮いたやうに見え、その手首にぶっつかってできた波は、うつくしい燐光をあげて、ちらちらと燃えるやうに見えたのでもわかりました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
これもその、しびれた手さきや手首を揉んでも掻いてもなかなか直らない。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
火気の満たる室にて頸やいたからん、振あぐる鎚に手首や痛からん」 女は破れ窓の障子を開らきて外面を見わたせば、向ひの軒ばに月のぼりて、此処にさし入る影はいと白く、霜や添ひ来し身内もふるへて、寒気は肌に針さすやうなるを、しばし何事も打わすれたる如く眺め入て、ほと長くつく息、月かげに煙をゑがきぬ。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
額に翳した右の手先と、左の腰盤に当てた左の手首の釣合いが、いつも天候を気にしている職業人のみがする男型のポーズを小初にとらせた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
それに老先生だって、一度あたしが保証の印を捺して、いまでもどんなに迷惑しているか、まさか忘れもしなさらないと見え、その後何にもいい出しなさりはしませんがね」 貝原は宮大工上りの太い手首の汗をカフスに滲ませまいとして、ぐっと腕捲りして、煽風器に当てながら、ぽつりぽつり、まだ、通しものの豆を噛んでいる。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
」仏国ポール商会代理店 太田ミサコ 日比谷街 36と、記された花模様の名刺を太い手首に丸めこむと、かの女は豚のように空中に跳ねた。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
」「えゝ、指より手首が苦しくて堪らなくなります。
— 宮沢賢治 『床屋』 青空文庫
作例 · 標準
テニス中に転んでしまい、手首を捻挫してしまった。
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腕時計を新調したので、何度も自分の手首を眺めてしまう。
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脈拍を測るために、指先で相手の手首の動脈に触れた。
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