手中
しゅちゅう
名詞頻度ランク #23286 · 青空 373 例
標準
in one's hands
文例 · 用例
一言で云へば、必竟偶然を排し詩を判然と人間の意識の手中に収めたいといふ精神と云ふことが出来るかと思ひますが、それが判然と実現出来れば、全く喜ばしいことであります。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
太く喫驚せるへいげんは更に驚きぬ、手中の金時計はすでに亡し。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
」と記しやりたる書信を引換に、「じゃむこう」の首輪を経て小間使秀の手中に落ちたり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
主人が独り遺した娘のお辻は、自然と彼の手中に来て、彼の妻となり、老齢で隠居した一番々頭の外に、主人の得意を譲りうけるものはなかつたので、その結果も自然と彼の処へ来た。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
お手本を破れ、二十世紀の新しい芸術は君たちの手中に在ると大声で煽動せられても、私は苦しく顔をゆがめて笑っただけでした、という事だけを申し上げて、その余の愚痴めいた事は、言わない事にいたしましょう。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
未だ敵に向つて投げざるに、早く已に自己の手中に在つて爆發する。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
夫れ権威は勝利者の手中にあり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
時として君は黒い覆面をかけ、手中に見えざるピストルを閃めかし、盗心を神聖視し、憔悴しては銀製の乞食となつて彷徨ひ歩るき、消え失せんとしては純金の蜩の声を松の梢に聴いた。
— 愛の詩集のはじめに 『愛の詩集』 青空文庫
作例 · 標準
その建造物の中心には、巨大な主柱がそびえ立っている。
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このプロジェクトの主たる目的は、技術革新です。
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家屋の主柱が傷んでいたため、倒壊の危険があった。
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