見返る
みかえる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to look back
文例 · 用例
見返る門柳監獄の壁にかくれて流れる水に漣※動く。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
見返ると、黒に黄色の縞のある大柄の蜂で、一|度高く飛び上つたのがまた竹の根元に降りて來た。
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
路の右左、躑躅の花の紅なるが、見渡す方、見返る方、いまを盛なりき。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
見返る私の眼にフランセスの顔が映った。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
」 とて見返る祠は、瓦斯燈の靄を曳いて、空地に蓮の花の紅いがごとく、池があるかと浮いて見える。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
やがて、二足つかみの供振を、見返るお夏は手を上げて、憚樣やとばかりに、夕暮近き野路の雨、思ふ男と相合傘の人目稀なる横※、濡れぬ前こそ今はしも、 と前後も辨へず讀んで居ると、私の卓子を横に附着けてある件の明取の障子へ、ぱら/\と音がした。
— 泉鏡花 『怪談女の輪』 青空文庫
」色をも変ぜず見返る婦人。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 と垣に寄添い、うっかりとする背後に靴音、はっと見返る眼の前へ、紅燈一|閃、衝と立つは、護衛のために見巡る巡査。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
呼びかけられて、彼女はふと後ろを見返った。
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駅のホームで別れる際、彼は何度もこちらを見返ってきた。
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美しい景色を一度通り過ぎたが、思わず見返ってその美しさを堪能した。
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