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見返し

みかえし
名詞頻度ランク #27378 · 青空 40
1
標準
endpaper (of a book)
文例 · 用例
「そんなでしたかね……」と、その詞がまだぴつたり頷けないやうな氣持で、私は武井さんの顏を見返してゐた。
南部修太郎 病院の窓 青空文庫
が、好い運に信頼するが好い‥‥‥』と、兄はかうでも云ひたいやうな表情を浮べて、ぢつと私を見返してゐた。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
『ほお‥‥‥』と、我知らず答へた時、私は總身の緊張感もほぐれたやうな、またお前の身に迫る次の危急な瞬間も忘れてしまつたやうな、その場合には餘にそぐはない心の弛みを感じて、水島の顏を見返した。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
俺はこんどは帰らないよ」「どうして」「帰りたくない」「うちからは」「うちへは帰らないと手紙出した」「旅行でもするのか」「いや、そうじゃない」 折田はぎろと堯の目を見返したまま、もうその先を訊かなかった。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
」 とその女を見返したのであるが、そのとき吉田の感じていたことはたぶんこの女は人違いでもしているのだろうということで、そういう往来のよくある出来事がたいてい好意的な印象で物分かれになるように、このときも吉田はどちらかと言えば好意的な気持を用意しながらその女の言うことを待ったのだった。
梶井基次郎 のんきな患者 青空文庫
千七百八十年に独逸で出版されたヤツの第一版なんで、おまけにその見返しの処にぬたくっている持主署名をよく見ますと、どうしてもシルレルとしか読めません。
夢野久作 悪魔祈祷書 青空文庫
その包箱の見返しの中央にMICHAEL・SHIROと読める朱墨と、黒い墨の細かい組合わせ文字の紋章みたいなものが、消え消えに残っているところを見ますと、私のカンでは多分天草一揆頃日本に渡って来て、ミカエル四郎と名乗る日本人が秘蔵してたものじゃないか知らんと……ヘエヘエ。
夢野久作 悪魔祈祷書 青空文庫
その魘えた眼色を見返した良助も一緒に立止まってニッコリ笑った。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
作例 · 標準
その古い本の見返しには、著者の直筆サインが書かれていた。
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本を開くと、装飾が施された見返しが目に飛び込んできた。
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「この本の見返しは、特別な紙が使われているようね。」
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2
標準
facing (material sewn on the inside edge of a garment)
作例 · 標準
ジャケットの襟ぐりの見返しは、丁寧な仕立てがされている。
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このブラウスは、袖口の見返しにレースがあしらわれていて、上品だ。
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「ここの見返し部分が少しほつれてきたので、お直しをお願いします。」
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3
標準
looking back
作例 · 標準
過ぎ去った日々を懐かしむ「見返し」は、時に心を豊かにする。
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彼は、出発直前に一度だけ、故郷の街並みを静かに見返しした。
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「過去の栄光にばかり見返ししていては、未来に進めないよ。」
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