離
り
名詞頻度ランク #12601 · 青空 1680 例
標準
li (one of the trigrams of the I Ching: fire, south)
文例 · 用例
やがて俺は人生が、すつかり自然と遊離してゐるやうに感じだす。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
神よ、しかしそれがよく編みなされてゐればゐる程、破れる時には却て速かに乱離することを知つてをります。
— 小林秀雄に 『我が祈り』 青空文庫
要するに不思議な運命のそれ自体単純にして、それを織成す無限に複雑な因子の離合の間に、今や我々に既に分つたことは、宮沢賢治は死後間もなく認めらるるに至つたといふことである。
— 中原中也 『宮沢賢治全集』 青空文庫
斯かる時芸術家が、否応なしに逐ひやられるのは風物の方へであり、世間がセチ辛くなればなる程、詩の方は却て浮世離れがして来るなぞといふことも、ありさうでないことではない。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
然し音楽は片時も念頭を離れなかつた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
その「予想」が現今大概の人の場合に稀薄なのであるし、これは多分「人間像」を見失ふ、つまり「おのづと感じられる面白味」といふものの離散であらうし、それは意志だけの如き意志、謂はば周章狼狽の結果でもあらう。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
平たい石には今もその忠魂塔の鉄銹があるやうに、雨が降ればその銹は流れ出すやうにさへ思ふのだが、それはその後もずつと肉親を離れて東京にゐる、孤独な男の妙な幻想だけのものなのかも知れぬ。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
彼はズツと離れた郊外にゐたし、彼の友人や知人はみんな市内やまた他の方面の郊外にゐたので、彼は電車賃がないとなれば、誰かが遊びに来るのを待つてゐて、遊びに来た者から借りるか、それとも本を売るかしなければならないのだつた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
作例 · 標準
易占いの結果、南の方角や火を象徴する「離」の卦が出たので、今日は火の取り扱いに注意した方が良さそうだ。
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「離」の卦は、明智や美しさ、あるいは何かに付着して離れないといった複雑な意味合いを含んでいる。
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八卦図において、上中下の爻が陽・陰・陽で構成される「離」は、外側が明るく内側が暗い炎の性質を表している。
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ウィキペディア
離(り)は八卦の一つ。卦の形は☲であり、初爻は陽、第2爻は陰、第3爻は陽で構成される。または六十四卦の一つであり、離為火。離下離上で構成される。
出典: 離 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0