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褪める

さめる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to fade
文例 · 用例
お玉の家では、越して来た時掛け替えた青簾の、色の褪める隙のないのが、肱掛窓の竹格子の内側を、上から下まで透間なく深く鎖している。
森鴎外 青空文庫
顔を背けよう背けようと横仰向けに振って、よじって伸ばす白い咽喉が、傷々しく伸びて、蒼褪める頬の色が見る見るうちに、その咽喉へ隈を薄く浸ませて、身悶をするたびに、踏処のない、つぼまった蹴出が乱れました。
泉鏡花 甲乙 青空文庫
それに其の頃は紺が七日からも經たねば沸ないやうな藍瓶で染られたので、今の普通の反物のやうな水で落ちないかと思へば日に褪めるといふのではなく、勘次がいつたやうに洗濯しても却て冴えるやうなので、それに地質もしつかりと丈夫なものであつた。
長塚節 青空文庫
それはあの女が御身に身を委せたと知つたら、己の恋が褪めるだらうと云ふことであつた。
BALTHASAR ALDRAMIN. KURZE LEBENSGESCHICHTE AUS DEM ALTEN VENEDIG. 復讐 青空文庫
貴嬢方が衣服をお買いなすっても反物の地が良いか悪いか色が褪める褪めないかと委しくお検べになるでしょう。
秋の巻 食道楽 青空文庫
夕日の名残をとゞめて赭く輝やいた駒が岳の第一峰が灰がかった色に褪めると、つい前の小島も紫から紺青に変って、大沼の日は暮れて了うた。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
お前達の息で飛んでくる花の色が皆|褪める
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
次第に銀鼠色に暮れ行く空、散りかけた櫻は妙に白茶けて、興も春色も褪めると見たのも暫し、間もなく山中に灯が入つて、大きな月が靄の中に芝居の拵へ物のやうに昇りました。
花見の仇討 錢形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
古い写真の鮮やかな色は、時間の経過とともに褪せ始めていた。
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頻繁に洗濯しすぎたため、染料が色褪せてしまった。
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明るい青空は、夕暮れが近づくにつれて徐々に褪せていった。
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褪める(さめる) — 幻辞.com