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寺領

じりょう
名詞
1
標準
temple's territory
文例 · 用例
廿五日、壬子、陸奥国平泉保の伽藍等興隆の事、故右幕下の御時、本願基衡等の例に任せて、沙汰致す可きの旨、御置文を残さるるの処、寺塔年を追ひて破壊し、供物燈明以下の事、已に断絶するの由、寺僧各愁へ申す、仍つて広元奉行として、故の如く懈緩の儀有る可からざるの趣、今日寺領の地頭の中に仰せらると云々。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
この寺は昔、今川義元公が戦死者の菩提のために、わざと風景のよい山の中腹に建てられたもので、寺領も沢山に附いておったが、その後、信長公、秀吉公、東照宮様と代が変って来るうちに、その寺領もなくなり、久しく無住の荒れ寺となって、妖怪が出るというような噂まで立っていた。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
せめてと云うので西春日井郡|小木の里に政秀寺という菩提寺を建て寺領二百石を附した。
菊池寛 桶狭間合戦 青空文庫
併し後には、余りに其の寄寓が多いので費用がかさみ、盛んに、その寺領である諸国の荘園に、用米の催促をして居るのである。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
彼處は全山が寺領で、それこそ空を掩ふ大きな杉がぎつちりと生ひ茂り、銃獵を許さぬのであゝまで鳥が多いのだらうと思はれた。
若葉の頃と旅 樹木とその葉 青空文庫
おまえなぞ知るめえが、高野はこの世のあの世、ひと足お山の寺領へ逃げ込めば、この世の罪は消滅、追っ手、捕り手、入山禁制のお山だ。
毒を抱く女 右門捕物帖 青空文庫
寺領の掟すらも弁えぬめくら武士が、目に角立ててのめくら説法、片腹痛いわッ。
身延に現れた退屈男 旗本退屈男 第六話 青空文庫
開基は了誉上人、始祖家康の生母がここに葬られているために、寺領六百石を領して、開山堂、弁財天祠、外久蔵主稲荷、常念仏堂、経堂、無縁塚坊舎が三カ寺、所北寮が百軒、浄土宗関東十八|檀林中の随一を誇るだけあって、広大壮麗言うばかりない大伽藍です。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
作例 · 標準
かつて、多くの寺院は広大な寺領を持ち、経済的な基盤としていた。
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その古刹は、江戸時代から続く広大な寺領を今も維持している。
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寺領内では、寺の規則が適用され、住民はその慣習に従って生活していた。
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