当てつけ
あてつけ
名詞
標準
something done out of spite
文例 · 用例
こんなになった」 彼は母に当てつけの口調だった。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
先王の死を、もはや忘れたのかという、当てつけのつもりなのでしょう。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
これなぞも僻んでとれば向う新家が秘かに世間に手を廻して、当てつけがましく自家に取り込んだようにしか思われなかった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
」と、これも新子への当てつけに、聞えた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」と、ややこらえ性のない人のように、恨みっぽく、姉にも少し当てつけていうと、また涙になりそうなのを、やっとこらえた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
それで今度のことに就いて、彼女はお光になんだか当てつけらしいことを言った。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
当てつけらしく自分をからかいに来たのか、それとも後悔してあやまりに来たのか。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
が、クラスのうちの誰も、皆立派に成功の道に辿りついていて、誰の噂をしても、青木に対して当てつけがましくきこえないのはなかった。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
作例 · 標準
喧嘩の後、彼女は自分の部屋の片隅だけを大袈裟に片付け、「あなたの散らかした物は知らない」という当てつけのようだった。
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上司に倹約を求められた直後、彼は高価な時計を買い、明らかな当てつけだった。
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「まったく、こんな時間に大音量で音楽を流すなんて、隣人への当てつけか?」と彼は呟いた。
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元彼の新しい恋人をやたら褒めるのは、私への当てつけとしか思えなかった。
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