夜気
やき
名詞頻度ランク #7930 · 青空 346 例
標準
night air
文例 · 用例
夜気がいくらか寒くなったようだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
そして硝子窓をあけて、むっとするようにこもった宵の空気を涼しい夜気と換えた。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
部屋が暗くなると夜気がことさら涼しくなった。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
死んだやうな夜気のなかに、凝つて、ひとり活きて、卯の花をかけた友染は、被衣をもるゝ袖に似て、ひら/\と青く、其の紫に、芍薬か、牡丹か、包まれた銀の鍋も、チチと沸くのが氷の裂けるやうに響いて、ふきこぼるゝ泡は卯の花を乱した。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
昂奮が崇ったのか、寒い夜気がこたえたのか、帰途につこうとしていた清逸はいきなり激しい咳に襲われだした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
清逸は夜気に触れると咳が出るし、石油のありかもよく知らないから、行ってきてくれと頼むべきだったのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
が、こんな者に松の露は掛るまい、夜気にこそぐられたように、むずむずと目覚めた六蔵。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
露の多い夜気は冷々と肌にしみて、水に落ちる家々の灯のかげは白くながれている。
— 岡本綺堂 『秋の修善寺』 青空文庫
作例 · 標準
窓を開けると、ひんやりとした夜気が部屋に流れ込んできた。
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熱くなった頭を、夜気に当てて冷やすことにした。
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キャンプ場の夜気は、都会とは比べものにならないほど澄んでいる。
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