主格
しゅかく
名詞
標準
nominative case
文例 · 用例
そして、「私」という主格が、いつも省略されているのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
(故に前にも他の章で言った通り、日本の会話では「私」の主格が省略される。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
だから、支那では、忠孝とは言っても、忠は孝の接頭語くらいの役目で添えられているだけで、主格は孝のほうにあると言っていいのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
ただ後世は我を主格とし、吾を所有格として用いる傾向が有るが、古は必ずしもそうではない。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
元来引抜きという語の持つ概念から考えてもわかるように、この語の原形、すなわち引き抜くという他動詞の主格はいつの場合にも会社であり、俳優や監督は目的にしかすぎない。
— 伊丹万作 『映画界手近の問題』 青空文庫
「あぶなし」といふ語の主格は酔人にして桜にあらず。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
生れるという主格の受動性を示す文法上での表現は、とりも直さず我々人間が歴代、子として親を選択することも出来ず、誕生の環境を予測することも出来ず、実に受け身に生まれたのであるという深刻な現実における関係を語っている。
— 宮本百合子 『昨今の話題を』 青空文庫
当主格之助などは、旧塾に九人、新塾に十余人ゐる平の学生に比べて、殆何等の特権をも有してをらぬのである。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
作例 · 標準
日本語では、「は」や「が」が**主格**を示すことが多い。
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英語の代名詞には、**主格**、所有格、目的格の形がある。
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文法書で、**主格**補語の概念を学んだ。
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ウィキペディア
主格 は、格のひとつであり、狭義には、対格言語における主語(自動詞文の主語および他動詞文の動作主名詞句)の格をいう。広義には、能格言語の絶対格をも nominative case という場合もある。
出典: 主格 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0