中央部
ちゅうおうぶ
名詞
標準
centre
文例 · 用例
そうなると両端から包囲するように、中央部までを喰い取って刳るから、一方の外壁を残して一方を欠いた噴火孔のようになる。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
明治から貞観まで約千年の間にこの程度の颱風がおよそ何回くらい日本の中央部近くを襲ったかと思って考えてみると、仮りに五十年に一回として二十回、二十年に一回として五十回となる勘定である。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
ただ縦揺れのために起る上下動は、船の中央部が比較的一番少ないから、近来の良い船の一等室は大抵船の中ほどに置いてある。
— 寺田寅彦 『汽船の改良』 青空文庫
殊に『万葉集』巻十四の東歌および巻二十の防人の歌において例外が取分け多いのでありますが、私の見る所では、これは東国の言語で、大和その他中央部とは違った田舍の言語であるがためにそういう例外が多いのであるという風に考えられるのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
三等車の中央部にあるまん丸な鋳鉄製のストーブは真赤に熱して、そのまわりには遠くから来た旅客がいぎたなく寝そべっていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
そして、これが最後の山の手の区域と訣れる一番高い坂へ来て、がくりと車体が前屈みになると、東京の中央部から下町へかけての一面の灯火の海が窓から見下ろせる。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
所謂、外ヶ浜の中央部である。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
その起点を多那川と共に秩父の峰から起し、川の上流で一たん川から遠ざかった山岳地帯は、川を離れながらまだ川を見護るように平行し、やがて裾を拡げて相模の中央部へ方向を振り向け低くなって行きます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
この都市の中央部は、常に多くの観光客で賑わっている。
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地図の中央部にある大きな湖を目指して進んだ。
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ケーキの中央部は、クリームがたっぷり入っていて美味しい。
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