氷袋
こおりぶくろ
名詞
標準
ice bag
文例 · 用例
眼瞼に蔽いかかって来る氷袋を直しながら、障子のガラス越しに小春の空を見る。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
少し眠りたいと思うて寝返りをすると、額の氷袋の氷がカチカチと鳴って袋は額をはなれる。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
妻は氷袋を気にして時々さわってみるが、始終無言である。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
恐ろしい闇、恐ろしい命と身を悶えた拍子に、氷袋がすべって眼がさめた。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
それからまた氷袋に水を入れたのを頭にぶら下げて歩きながら、時々その水を煽っているのもある。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
真鍋さんはしきりに例の口調で指図して湯たんぽを取りよせたり氷袋をよこさせたりした、そして助手を一人よこしてつけてくれた。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
さうしたら氷袋へ氷を入れて折つた手拭と一つに盆へ乘せて持つて來て僕の枕元からそつと蚊帳へ入れてくれた。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
お袋は頭が痛むと言って結び髪のまま氷袋をつけて奥で寝ていたし、芳太郎もそこらで自暴酒を飲んで行いて家へ寄りつきもしなかった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
作例 · 標準
高熱が出たので、頭を冷やすために氷袋を用意した。
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スポーツの試合中、怪我をした選手に氷袋が手渡された。
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急な発熱に備えて、常に家庭の救急箱には氷袋を常備している。
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