征矢
そや
名詞
標準
arrow (for use in battle)
文例 · 用例
昔から物語の本にもある、屋の棟へ白羽の征矢が立つか、さもなければ狩倉の時|貴人のお目に留って御殿に召出されるのは、あんなのじゃと噂が高かった。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
もし白昼にまなこを正しく開くならば、その日天子の黄金の征矢に伐たれるじゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
髻結いたる下髪の丈に余れるに、色|紅にして、たとえば翡翠の羽にてはけるが如き一条の征矢を、さし込みにて前簪にかざしたるが、瓔珞を取って掛けし襷を、片はずしにはずしながら、衝と廻廊の縁に出づ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
云うとともに、袖を払って一筋の征矢をカラリと落す。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
(と肩をかわし、身を捻って背向になる、舞台に面を返す時、口に一条の征矢、手にまた一条の矢を取る。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
昔から物語の本にもある、屋の棟へ白羽の征矢が立つか、然もなければ狩倉の時貴人のお目に留まつて御殿に召出されるのは、那麼のぢやと噂が高かつた。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
征矢なす水のはやけば。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
悪く触れんとするものには、その羽毛が一枚ずつ白銀の征矢になって飛ぼう。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
作例 · 標準
古代の戦士は、矢筒から戦矢(征矢)を引き抜いた。
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各戦矢(征矢)は、精度を期して慎重に羽根が付けられていた。
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彼は遠くの的を狙って、戦矢(征矢)を構えた。
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