敗残兵
はいざんへい
名詞
標準
remnants of a defeated army
文例 · 用例
「一言注意して置く、此の辺り一帯は尚敗残兵が徘徊している。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
百姓は、各国の帝国主義に尻押しをされて、絶えまなく小競合を繰りかえす軍閥の苛斂誅求と、土匪や、敗残兵の掠奪に、いくら耕しても、いくら家畜をみずかっても、自分の所得となるものは、何一ツなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
顔が合うと、美男の兵の方が、「敗残兵が帰って来たア。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
「敗残兵が帰って来たア。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
とにかく僕の大家さんなんだから……」 私は、丁度そこへ来合せた井河氏に、敗残兵とやらがこの辺にまだゐはせぬかを訊ねた。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
あの山間の部落々々には、所謂敗残兵がまだうろうろしてゐるのだと聞いてゐたからである。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
「敗残兵が出たな」 誰かが囁いた。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
大体穏かだが、なかには油断のならん奴がゐるよ」「ある砲兵隊が舎営してゐる部落で、敗残兵だか匪賊だかの襲撃を受けたところがあるつてね。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
作例 · 標準
敗戦の混乱の中、ボロボロの軍服を着た敗残兵たちが、空腹を抱えて故郷を目指して歩いていた。
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追撃の手を逃れた敗残兵たちは、山奥の洞窟に身を潜めて援軍が来るのをじっと待った。
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歴史小説には、負け戦で生き残った敗残兵が新しい土地で名を変えて生きる物語がよく登場する。
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