脱走兵
だっそうへい
名詞
標準
deserter
文例 · 用例
脱走兵を出したとあっては、この町全体の不名誉です。
— 太宰治 『嘘』 青空文庫
「昨夜、幕府の脱走兵が五六人来て、私を嚇して泊って往きましたが、その脚絆の一つが残っておりましたために、お疑いを受けました」 と、僧は顫えながら云った。
— 田中貢太郎 『怪僧』 青空文庫
あの、脱走兵杉田二等水兵の手柄だよ。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
彼は、自分のたてた大功を誇らず、まず何よりも忠勇な部下であり、そしてまた一度は脱走兵の汚名を着た杉田のために、その功を称えたのであった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
梅崎春生の小説「日の果て」はいくらか通俗小説の傾向があるが、脱走兵のあわれな最後を克明に描いている。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
近藤勇や土方歳三などが、脱走兵鎮撫の命を受け、幕府から、この地へ派遣されたと聞き、恋人の総司もその中にいるものと思い、訪ねて来たのであった。
— 国枝史郎 『甲州鎮撫隊』 青空文庫
宵ながら町はひっそりと寂れ、時々遙かの方角から脱走兵の打つらしい小銃の音が響いてきたが、その他には犬の声さえしない。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
……それに、あの辺の地理的条件は僕のような脱走兵にとってはほとんど致命的だ。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
作例 · 標準
戦争中、多くの脱走兵が山中に隠れて暮らしていた。
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規律違反で、彼は脱走兵として軍法会議にかけられた。
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脱走兵の発見には、地域住民の協力が不可欠だった。
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