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水垢

みずあか
名詞
1
標準
fur
文例 · 用例
中空は冴切って、星が水垢離取りそうな月明に、踏切の桟橋を渡る影高く、灯ちらちらと目の下に、遠近の樹立の骨ばかりなのを視めながら、桑名の停車場へ下りた旅客がある。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
井戸は舊時代の遺物と謂ツても可い車井戸で、流しの板も半腐になツて、水垢と苔とで此方から見ると薄ツすり青光を放ツてゐた。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
……参詣の散った夜更には、人目を避けて、素膚に水垢離を取るのが時々あるから、と思うとあるいはそれかも知れぬ。
泉鏡花 菎蒻本 青空文庫
」 塩どころじゃない、百日紅の樹を前にした、社務所と別な住居から、よちよち、臀を横に振って、肥った色白な大円髷が、夢中で駈けて来て、一子の水垢離を留めようとして、身を楯に逸るのを、仰向けに、ドンと蹴倒いて、「汚れものが、退りおれ。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
なるほどそう言えば、その地蔵は水垢で全身赤錆びて、眼鼻立ちなどそれと判別しかねるくらい擦り切れていて、胸のあたりの袈裟の模様も見えなくなってしまっている。
織田作之助 わが町 青空文庫
水垢で赤く※びついていて、おまけに眼鼻立ははっきり判別出来ぬほどすり切れていて胸のあたりなど痛々しい。
織田作之助 大阪発見 青空文庫
浜子は不動明王の前へ灯明をあげて、何やら訳のわからぬ言葉を妙な節まわしで唱えていたかと思うと、私たちには物も言わずにこんどは水掛地蔵の前へ来て、目鼻のすりへった地蔵の顔や、水垢のために色のかわった胸のあたりに水を掛けたり、タワシでこすったりした。
織田作之助 アド・バルーン 青空文庫
さういふものが水垢のやうに何時の間にか溜つて來るのだ。
中島敦 かめれおん日記 青空文庫
作例 · 標準
お風呂の鏡に水垢がこびりついている。
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シンクの水垢をきれいに落とす洗剤を買った。
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やかんの内側に白い水垢が溜まっていた。
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ウィキペディア

水垢(みずあか)は、やかん、ボイラー、不適切な保守状況にある温水式セントラルヒーティング装置の内側などにみられる、硬くて灰色がかった、粉を吹いたような堆積物である。水に漂う天然鉱物などが堆積して形成される。

出典: 水垢 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0